扇沢から徒歩で剱岳を目指す6日間の山旅(3/6日目)

扇沢から徒歩で剱岳を目指す6日間の山旅(3/6日目)

日付

2019/08/06(火)

行程

針ノ木谷(5:54) → 黒部湖(5:42) → 平ノ小屋(6:31-7:19) → 苅安峠(9:01) → 五色ヶ原(12:30)

移動距離

約7km

ギャラリー

本文

5時、平ノ渡しへ6時20分に出発する渡し船に間に合うように出発する。 5時40分に船着場へと到着する。 渡し船には、奥黒部ヒュッテから来た二人と昨日ご一緒だった一人が乗り込むことになった。 奥黒部ヒュッテから来た一人は、 本日中に双六山荘まで歩くと言う。  

渡し船で黒部湖を横断し、少し歩くと平小屋へ到着する。これからの登りに備え、カレーを注文しエネルギーを摂取。

少し休んで五色ヶ原へと出発する。 少し休むと刈安峠への急登が始まる。本日も天気が良く、 20 kgものザックを背負って急登を登るには非常に暑い。 刈安峠にて大休止をとる。

ここからは 尾根沿いの道となるが 日を遮るものが少なく、ひときわ暑い。 電波塔を過ぎたあたりから小屋が確認できる。 五色ヶ原までは、それほど距離も高低差もないため、木陰が出るたびに、休憩を取りながらゆっくりと先へと進む。

しかし、地図では、刈安峠から五色ヶ原にかけてあまり高低差がないが、実際に歩いてみると尾根は階段状になっており時折急登が現れる。

振り返ると、一昨日登った針ノ木岳の他、船窪岳、野口五郎岳など数々の山々に励まされる。 それらの山々は高度が上がるにつれ 視線の先が下へと変わって行き五色ヶ原へ進んでいることが実感できる。

登りが終わると、だだっ広い平原が現れ、向こうに赤い屋根の五色ケ原山荘が確認できる。五色ヶ原のテント場まであと少しだが、疲労した体には党く感じる。

テント場に着くと、その場に荷物を置いてから山荘へ行き、テントの受付を済ませ軽く食事をとる。

今日も薬師ヶ岳方面では 雷鳴が 轟いている。雷を警戒し少し低い位置にテントを設営する。しばらくすると、雷鳴が近づき少し雨が降って来た。

少し横になると、いつの間にか眠りに就いてしまった様だ。ジリジリと熱い日差しに起こされ、テントの外へ出ると、空は晴れていた。

大町方面には、巨大な入道雲がそびえ立ち、刻一刻と形を変えている。おそらく、雲の下は、猛烈な雷雨となっているだろう。飯を食ってから、山荘でビールを買い、テント場で至福の一時を過ごす。

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