ゴールデンウィーク!千葉(南房総)の海でカヤックフィッシング

概要
2019年4月。 ARFEQ(アルフェック)ボイジャー460T で出廷。大房岬の沖合で、イナダや真鯛を釣り上げた釣行の記録。
はじめに
前回のカヤックフィッシングでは、大房岬の沖合で、大きなアタリがあったが、2回程バラしてしまったので、その正体を確認したい。また、デカいアオリイカの釣れるシーズン最後のチャンスなので、狙ってみたいと思う。
レポート
期間
2019/4/28(日) ~ 2019/4/30(火)
場所
千葉県、南房総の大房岬南の海域
※今回は、出廷場所、GPSログの掲載は地元住民の方の要請により、掲載を自粛させていただきたい。重要な事項なので、自粛に至った経緯については、別途記事に記載したいと思う。
カヤック
ARFEQ(アルフェック)ボイジャー460T
1日目
コンディション
- 天気…晴れ
- 気温…寒い
- 風…北東 → 東(強い)
- 海況…うねり有、濁り無し
- 水温…17.5℃(沖合18℃)
タックル
- ロッド(tailwalk SEALS XC68 class120)、リール(SHIMANO OCEA JIGGER 1000HG)
- ロッド(SHIMANO DIALUNA XR B806ML)、リール(SHIMANO Metanium Mg7)
- ルアー(デュエル ブランカ 40g ピンク)
- ルアー(YO-ZURI アオリーQ 3.5号)
記事
準備を整え6時に海へ漕ぎ出す。天気は快晴で風は穏やかだ。

まずはホンダワラの生い茂る海域で、アオリイカを狙おうと思う。地元の漁師の方と話したところ、浜の東側がいいとのことだ。
今回は魚探を装備しているので、海底の状況を確認しながら釣りを進めていきたい。
漁師の方のアドバイス通り、浜の東側を探ってみる。しばらくすると北の風が強くなり。パラシュートアンカーを投入し、岸から沖の方へカヤックを流し、エギをしゃくる。
何度もカヤックを流すが、浅場では反応がないので、水深8 M 付近の若干深い海域を探ってみる。それでも反応がなく、雀島付近の水深5 M ラインの海域を探る。エギのカラーをケイムラや散々アオリイカを釣り上げた実績のあるオレンジ(イカにかじられてボロボロ)に変更する。

あたりはないが、どこかにでかいアオリイカいるはずだ。何が悪いのだろうか?
反応がないので、ジギングに切り替えることにする。前回あたりのあった、大房岬の沖合、水深40 M ラインに移動し、ジギングを開始する。

使用するジグは、ブランカの40 g、カラーは、ピンクをチョイス。一旦ジグ海底に落とし、水深20 M までしゃくりあげる。パラシュートアンカーを投入し、風でゆっくり北東の風に流されながら辺りを探る。

魚探は、水深38 Mを示していて、海底は砂地のようだ。しばらくカヤックを流しても水深に変化はない。のっぺりとした砂地の海底が、広い範囲にわたり広がっているようだ。
しばらくジグをしゃくっていると、中層で何かがヒット。ドラグが効いて、勢いよく道糸が出る。しばらく魚のツッコミに耐える。今回は強いタックルなので安心して、やり取りができる。リーダーは30ポンドあり、結びも完璧。少し強引に魚を寄せる。上がってきたのは50 cmほどのイナダである。針を外して弱らないうちにリリースする。


それから、しばらくジグをしゃくっていると、中層で何かがヒットする。引きは弱い。上がってきたのは、THE外道、エソである。でかいので、写真に納める。エソは、海底に、生息している魚だと思っていたので、中層でヒットしたのが意外に思った。

帰りに魚探で海底の状況をチェックしたが、大房岬の南の沖合には、岩礁地帯があり、カヤックを進めていると、水深が20 M から一気に10 M になる所があった。魚探では辺りに魚が群れてるように見えるが、ジグには反応がない。

18時に納竿とする。帰りは強い向かい風の中、出廷付近までカヤックを漕ぐことになり、体力を消耗した。
GPS ログ
※今回は自粛
2日目
コンディション
- 天気…曇り
- 気温…涼しい
- 風…北 → 南東
- 海況…うねり有、濁り無し
- 水温…17.5℃(沖合18℃)
タックル
- ロッド(tailwalk SEALS XC68 class120)、リール(SHIMANO OCEA JIGGER 1000HG)
- ロッド(SHIMANO DIALUNA XR B806ML)、リール(SHIMANO Metanium Mg7)
- ルアー(デュエル ブランカ 40g アカキン)
- ルアー(ダイワ モアザン シャローアッパー 125F ステインゴールド)
- ルアー(YO-ZURI アオリーQ 3.5号)
記事
準備を整えて6時に海へ漕ぎ出す。空にうっすらと雲がかかっているが、風は穏やか。

まずはアオリイカを狙いたいが、ポイント大きく変更。大房岬の南、水深9 M 地帯とする。
弱い東風に流されながら、エギをしゃくる。何度かカヤックを流し直していると、岸側でボイルしているように見える。速攻ルアーをエギからミノーに換えて、数投するが、フィッシュイーターではないようで、ルアーには反応がない。
エギングに見切りをつけ、沖へと向かう。先ずは、根がある付近をジギングで探ってみたい。
水深20 M の海底に変化のある付近に到達すると、やはり魚探からは、海底付近に魚が群れてるように見える。スロージギング用のジグや、ナチュラルカラーのジグなどを使用してみるが、反応はない。

さらに、水深40 M ラインに向けてカヤックを進める。ごくたまに、魚探に魚影が映る。
本日、ブランカの40g、アカキンカラーのジグを使用する。ジグをシャクる水深も昨日と同じく、海底から上、20mの範囲を探ることとする。

しばらくジグをしゃくっていると、魚探に魚影が映る。海底付近に何かが、群れているようだ。
テンポよくジグをしゃくっていると、明確なアタリがある。もう一度海底までジグを落とし、魚のいるレンジをしゃくりあげる。今度は反応がない。急いでもう一度、海底までジグを落とす。早めのショートピッチジャークで、魚にアピールすべくジグをしゃくっていると、ガツンと魚がヒットする。ドラグが鳴り道糸が出る。しばらく魚のツッコミに耐えていると、竿からゴツゴツと、ヘッドシェイクしている手応えが伝わってくる。最初は青物だと思っていたが、違うかもしれない。
ようやく上がってきたのは、60 cm ほどの真鯛である。太陽の光を受けて、赤く輝く魚体が美しい。
フックを外し海へ返すと、水しぶきを上げ、勢いよく海底へと帰っていく。


その後は、しばらくジグをシャクるが、アタリはなく、魚探に魚影が映ることもないので、水深50 M ラインに移動する。
魚探に魚影が映らなくても、遠くにいる魚が、ジグを追って食いついてくることを期待して、ジグをしゃくり続ける。しかし反応はなく、腹も減ってきたことだし、一旦浜に上がることにする。
午前中にカヤックを漕ぎまくって体力を消耗しているので午後は、浜の沖合をエギングすることにする。かなり渋い状況だが、時期、場所、水温ともに条件が揃っており、これほどまでに釣れないのは不思議である。遊漁船も入っているし、近年のエギング人気の上昇も相まって、アオリイカの個体数が減少してるのかもしれないが、一杯もいなくなることはないだろう。南風が強まり、流される方向をあらかじめ予測し、カヤックを風上へと移動し、風に流されながら、探りたい海域に、カヤックを通す。ティップラン釣法も試してみるが、反応はない。
かなり曇ってきており、魚の警戒心も薄れてきていると考え、フローティングミノーで浅場を探る。しかし、何も起こらず、16時に納竿とする。
GPS ログ
※今回は自粛
3日目
低気圧が近づいており、深夜から雨となる。明け方から、強い東風が吹いていて、雨が降ったり止んだりを繰り返している。予報でも一日中雨が降ることになっているので、釣りは中止にする。
雨の中、やることが限られるが、不老山薬師温泉へ行く事とする。
不老山薬師温泉の紹介
不老山薬師温泉を駆け足で紹介したい。
入湯料は、700円。貴重品ロッカーは、入り口の左手にあり、200円を入れて施錠し、開錠時に100円戻って来る仕組み。
古民家を改装した建物が温泉の受付と食堂になっている。茅葺屋根が印象的で、中に入ると天井には、黒く太い梁が通っており、歴史を感じる。


温泉は、入り口を入ってすぐ左へ行き、階段を下る。
湯舟は、内湯と外湯がある。どちらも、広くはなく、大人7、8人が入ると一杯になる(外湯は更に狭い)。洗い場は、カランが4つ(その内2つにシャワーが付いている)、上から見た配置はL字になっていて、混んでいると隣同士で気を使う必要がある。シャンプーとボディーソープは、完備されている。泉質は、褐色でモール泉と思われる。シャワーのお湯も温泉だ。
温泉の肌触りは、マイルドな感じで、少し薬草の様な香りがある。優しい湯で、ずっと入っていたくなる。内湯の温度はぬる目で、外湯は内湯より熱い。

おわりに
今回の釣行では、アオリイカが不思議なほど釣れなかったが、今回は、イナダや真鯛が釣れたので良しとしたい。また、結果が出たことで、ジグのカラーや、しゃくり方が間違っていないことが分かった。
今回、釣れた場所は、距離が200mほどしか離れていないし、前回あたりがあった場所もこの辺りだったと思う。海図(みんなの海図)で海底の地形を確認すると、水深が15mから一気に34mまで落ち込んで、なだらかになる箇所である。また、谷状になっている所にも近い。魚の良く集まりそうな、水深20mの根がある箇所で反応が出なかったが、今の時期は、この様な水深が急激に変化する場所で壁となった箇所に沿って魚が回遊しているのかもしれない。
今後は、闇雲にジグをしゃくるのではなく、水深に変化がある箇所を重点的に探っていきたいと思う。
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