千葉(南房総)の春の海でカヤックフィッシング

千葉(南房総)の春の海でカヤックフィッシング

概要

2019年4月。南房総の海へARFEQ(アルフェック)ボイジャー460Tで出廷。アオリイカを釣り上げた釣行の記録!

はじめに

4月になると、南房総の浜田漁港の沖合いでは、大型のアオリイカが産卵の為に沿岸にやって来る時期であり、エギングには絶好のシーズンとなる。

どうやら、エギングには、メジャーなスポットらしく、漁港の堤防には、多くのスミ跡が見られる。

また、波が穏やかな事が多い上、沖合いには、ホンダワラが生い茂る藻場や漁礁があり、色々な魚を釣ることが出来、カヤックフィッシングには、最適な場所と言える。

俺自信も、この海域で巨大なアオリイカの他、イナダや、ソーダガツオ等の回遊魚、マゴチ、シロギス、カワハギ等を釣り上げ、カヤックフィッシングにドハマリした場所である。

ここ最近になって、アオリイカが釣れているとの情報も入手し、早速行ってみる事にする。

エギング意外にも、ミノーでシーバス等も狙ってみたい。

※現地に着くと北東の風が強く、釣り場を北東の風が交わせる、大房岬の沖合いに変更となった。

レポート

期間

2019/04/12(金) ~ 2019/04/14(日)

地図

カヤックフィッシングを予定していた海域。

風を交わせる、大房岬沖に変更する。

カヤック

ARFEQ(アルフェック)ボイジャー460T

1日目

コンディション

  • 天気…雨
  • 気温…寒い
  • 風…北東の風強し
  • 海況…うねり無し、濁り無し
  • 水温…15.5℃

タックル

  1. ロッド( SHIMANO グラップラー S73ML)、リール(SHIMANO BIOMASTER SW4000XG)
  2. ロッド(SHIMANO DIALUNA XR B806ML)、リール(SHIMANO Metanium Mg7)
  3. ルアー(デュエル ハードコア ヘビーミノー F1189-HRH レッドヘッド 90mm)
  4. ルアー(ダイワ モアザン シャローアッパー 125F ステインゴールド)
  5. ルアー(YO-ZURI アオリーQ 3.5号)

記事

本日は、北東の風が強く吹く予報となっている。

今回は、見物海岸からカヤックを出す予定でいたが、現地に到着すると、冷たい北東の風に加えて、雨が降っている。やれない事はないが、かなり厳しい釣りになりそうだ。

暫く考えたが、北の風を交わせる、西浜海水浴場の沖合いに場所を変更する事にする。


西浜海水浴場に到着すると、やはり風が弱く雨も弱くなっている。

早速準備を整えて海に出るが、始めての場所なので、辺りを観察しながらの、釣りになる。

海岸付近は、ホウダワラ等の海藻が豊富に生えていて、アオリイカ意外にも、色々な魚が生息していると思われる。

更に沖合いに出ると底は、岩と砂が混ざっているようだ。水深は3m程度と思われるが、フローティングミノーで辺りを探る。

沖合いでは、冷たい北東の風を受け、寒い。

更に雀島と大房岬の間に移動し、エギで辺りを探りつつ、シンキングミノーで中低層を探る。この付近の海底は、岩場の様だ。

風の強い沖合いを避けて、辺りを探っていると、一人のカヤックフィッシャーマンがやって来る。どうやら、アオリイカは、もっと沖合いが良いとの事。

しばし談笑していると、ホテルの沖合い辺りに根があり、一帯で大物が釣れると言う話になり、案内してくれると言う。

予定を変更し、そのポイントへ案内してもらうことにする。

ポイントに到着すると、彼の魚探知機に反応があるようだ。

早速釣りを始めたいが、あいにくジグを持ってきていない為、シンキングミノーを深く沈めて辺りを探る。時折エギングも試して見るが反応はない、水深は20m以上あり、ジグがないと、低層を回遊している魚を釣るのは難しいかも知れない。

何度か風でカヤックを流し辺りを探る。

しかし、何も反応が無いまま、18時に納竿とする。

GPSログ

2日目

コンディション

  • 天気…晴れ
  • 気温…日中は暖かい
  • 風…北東→北西→西
  • 海況…うねり有、濁り無し
  • 水温…16.5℃(沖合)

タックル

  1. ロッド( SHIMANO グラップラー S73ML)、リール(SHIMANO BIOMASTER SW4000XG)
  2. ロッド(SHIMANO DIALUNA XR B806ML)、リール(SHIMANO Metanium Mg7)
  3. ルアー(デュエル ハードコア ヘビーミノー F1189-HRH レッドヘッド 90mm)
  4. ルアー(ダイワ モアザン シャローアッパー 125F ステインゴールド)
  5. ルアー(YO-ZURI アオリーQ 3.5号)
  6. ルアー(SKAGIT DESIGNS KEEL JIG ピンク 60g/キビナゴ 40g)

記事

本日は、午前中はエギングに徹して、午後はジギングに徹しようと思う。

今日も北東の風が吹く予想となっているが、朝は風が穏やか。

地元の漁師の話では、アオリイカは11月が良いらしい。昔は、浜の沖合いの海底に、もっと海藻が生えていて、アオリイカが良く釣れたそうだ。シーバスは、沖合いの岩が出ている所のきわが良いとの話であった。

海に漕ぎ出し、浜から近い海面から岩の出ている辺りをフローティングミノーで探る。時々、レッドヘッドのシンキングミノーを使い辺りを探りながら、雀島まで漕ぎ進める。天気が良く、水の透明度が高いので、カヤックの上からでも、底の様子が良く見える。ホンダワラが多く生えていて、アオリイカがいそうな気配がある。ミノーをキャストしながら、雀島の近くに到着する。ひたすら、ミノーをキャストし続けるが反応はない。

そして、ルアーをエギに変更する。エギを雀島の方向にキャスト。海底までフォールさせ、竿をしやくる。2回しゃくった直後、ずっしりと竿が重くなり、アオリイカ特有の引きが手に伝わってくる。ドラグが出るほどの強い引きがあり、かなりデカそうた!慎重に寄せ、上がって来たのは、甲のサイズだけでも30cmほどあるアオリイカであった。

明日も釣りを続ける予定だし、ヒットが連発しそうなので、リリースする事とする。

その後は、雀島から浜と平行に東側に移動。ホンダワラのより多く生えている地帯を更に大きなアオリイカを求め探ってみる。

北東の風が次第に強くなってくる。

アオリイカの反応が無いので、ルアーをミノーに切り替え、沖合いのかけあがり付近を探ってみる。反応はないが、海底に変化があり、色々な魚が釣れそうな場所ではある。

11時に休憩の為、岸に上がる。

ジギングの用意を整え、再び海へ。ノンストップでホテルの沖合いに向かう。

ジグは、スカジットデザインのキールジグ40gナチュラルカラーをチョイス。ジギング用フックを忘れて来てしまったので、ジグのテールにトリプルフックを付ける。暫くジグを早いテンポでしゃくるが、竿が固すぎて、ジグを弾いてしまい、アクションさせるのが難しい。同ジグの60gピンクに変更。水深は30m以上あり、暖色系のジグの方が魚の目に付きやすいかも知れない。

暫くしゃくると何かがヒットする。引きは弱く、上がって来たのは、お約束のエソである。リリースし、気を取り直して釣りを続ける。

午後から西風に変わり、沖に移動しては、風で東に流されながら、ジグをしゃくり続ける。魚は、底付近を回遊していると予想し、海底から20m上までをジグをしゃくる事にする。

水深が約40mラインに到達し、ジグをしゃくっていると、一瞬ジグの重みに変化があり、何かが当たっている様な手応えが、竿から伝わってくる。

もう一度、ジグを落としてしやくると、中低層で、何かがヒット!海に引きずり込まれる様な強烈な引きだ。しかし、一瞬でフックオフ。竿が固く、ドラグがぎちきちに絞まっていたので、魚の引きがダイレクトに伝わり、怖いくらいである。

その後もジグをしゃくり続けるが、何度か当たりはあるものの、なかなか掛からない。

一旦、ジグを回収しリーダーを確認すると、ざらざらな状態であった。

本日は、16時に納竿とする。

GPSログ

3日目

コンディション

  • 天気…曇り
  • 気温…涼しい
  • 風…西
  • 海況…うねり有、濁り無し
  • 水温…16.5℃

タックル

  1. ロッド( SHIMANO グラップラー S73ML)、リール(SHIMANO BIOMASTER SW4000XG)
  2. ルアー(SKAGIT DESIGNS KEEL JIG ピンク 60g/キビナゴ 40g)

記事

今日は、道具を片付ける時間が欲しいので、朝からジギングに徹して早めに上がる事にする。

ジグにはジギング用のフックを結ぶ。また、昨日は、ドラグをきつめに絞めすぎていたので、少し緩める事にする。

6時に海へ漕ぎ出し、昨日あたりがあった付近を目指す。釣りをする時間は、3時間ほどしかないが、ずっとジグをしゃくり続ければ1度くらいはあたりがあるだろう。

20Mラインからジギングを開始する。ジグをしゃくりながら、徐々に沖に移動する。風は緩い東風。パラシュートアンカーを入れると海流の影響で風上に流されていく。

まずは、お約束のエソを釣り上げる。

間もなく水深40Mライン。大房岬と安房勝山の浮島が重なり始め、雀島と大房岬の高台が重なる付近に到着する。昨日あたりがあったのはこの付近だったと思う。

昨日と同様に底から上、20Mをしゃくる。

ジグをしゃくっていると、やはり当たりがあり、もう一度落としてしゃくると、中層より下でヒット!ドラグが鳴り、ものすごい勢いで糸が出る。最初の突っ走るスピードが異常に早い!しかし、次の瞬間バツっと手ごたえがあり、竿が軽くなる。ラインが切れたのか?ラインを回収すると、結び目がすっぽ抜けている。

2度もチャンスを手にしながら、獲物を逃すのは悔しいが、どうやらこの付近に、大物が潜んでいることは分かった。

その後、キールジグ40gナチュラルカラーをしゃくり続けるがあたりは無い。

9時頃、納竿とする。

GPSログ

おわりに

今回の、カヤックフィッシングは、思ったよりも貧果となったが、まあまあのサイズのアオリイカが釣れたので良しとする。

しかも、2回ばらしてしまった、大物の正体を突き止めると言う目標が出来た。また、チャレンジしたいと思う。

ジギングは、単調な釣りで、ずっと、あたりが無いと辛いと思っていたが、今回の釣行で強烈な魚の引きを味わい、その思いが吹っ飛んだ。

次回はジギングロットを持っていき、ジグのカラーをローテーションしたり、アクションを変えたりしながら探りたいと思う。

← 前のカヤックフィッシングの記事『三浦半島の三戸海岸でカヤックフィッシング』

→ 次のカヤックフィッシングの記事『ゴールデンウィーク!千葉(南房総)の海でカヤックフィッシング』